黒部川④ラスト
4日目の早朝
やはり雪でした依然として雪は止まず
それでも時折見せる雲の晴れ間から見る河川の景色はこの川に立った者のみ
味わえる最高の景色でした
まだ早朝は寒く夜明け前の立山連峰には雲が架かり朝日を遮っていましたが、ノンビリと
朝日を待ち過ごしました。
依然として、やはり水位の変動はなく、何故か
不思議と落ち着いており、
日の出を待ち竿を振り始め
海からの風が吹くのを待ち、そして、コロコロと天候が変わり崩れ始めた...
開始1時間の早朝
時刻は6時半、
また雪となり、時折雲の隙間から見せる朝日がチャンスと感じた瞬間
ルアーが吸い込まれるように
流心へ入り込んだ
そして...
気が付くと、震えるその手には
遥か遠い地の
九州より
夢見た魚がネットに横たわっていました。
鱗がボロボロと剥がれ落ちるその姿は
まさに、フレッシュランの綺麗な
桜鱒
その夢見た魚を手にした瞬間、
天候はまた、先が見えない大雪に変わり
嬉し涙も消してくれました。
桜鱒
全く知らない地で
釣り上げた事も無い、釣り方さえ知らない自分が釣れたのは
暖かく迎え入れてくれた、この地の方々
黒部の漁業組合の方々に助けられて、唯一の場所を譲って頂き捕れた一匹
この場を借りて改めて、大変お世話になり、ありがとうございました。
この一匹は生涯忘れる事の出来ない一匹となりました。
感謝!!
そして
帰るまでの残りの2日間で
奇跡的に、65㎝、68㎝という生涯忘れられない、2匹のサクラマスを追加し、手にする事ができました。
移動も含めて、のべ約1週間というチャレンジは
多くの方々の支えで、夢の黒部川に立ち
挑み
夢を手にする事ができました。
そして、最もコノ旅で感謝したいのは、椛島さん、野口くん、luckycraftの廉君
Yamagablanks、RippleFisherの皆様
大勢で送り出して頂いた時は涙が出そうでした。
いくつ歳を取っても、釣りには夢があり、ドラマがあり
そんな大きな夢をまた今回も
Yamagablanksさんの力をお借りし
Lupus86M、81で叶える事ができました。
最終日の朝、遠く離れた立山連峰は綺麗に晴れ、全ての終わりを告げるかのように送り出してくれました。
また叶うなら、この場所に5月の本当の姿を見に挑みたいと思う。
黒部川
生涯、忘れられない時間を過ごさせて最高でした。
また、次回。